アイスクリームのフレーバーで最も一般的なものと言えば「バニラ」!スーパーでもアイスクリームショップでも、バニラ味を置いていないところはまずありませんよね。でも「バニラってなに?」と聞かれると、答えることができない・・・。という人も多いのではないでしょうか。今回は、そんな「バニラ」の秘密に迫ります!
実は、バニラはラン科バニラ属のつる性植物のことなんです。白っぽくてかわいらしい、らっぱ型の花をつけます。
▲バニラの花
バニラの香りのイメージから、花の香りを嗅いでみたくなりますが、花に匂いはありません。あの特有の甘くて芳醇な香りは、バニラの果実からするのです。
バニラの果実は、いんげん豆のさやのような、15〜30cmの細長いもの。バニラの名前の由来は、この果実の形にちなんだ「小さなさや」という意味のスペイン語「バイナ」だと言われているんですよ。
バニラの木になっている緑色の果実も、そのままでは青臭いにおいがするだけ。甘い香りを得るためには、独特の「キュアリング」という工程を経て、成熟させなければならないのです。
キュアリングで乾燥・発酵したバニラの果実は、チョコレート色に変化し、あの強い甘い香りを放つようになります。ここから取り出した種が、バニラビーンズシードと呼ばれ、バニラ香料の原料となります。
新鮮なミルクを使用しているグリコのアイスクリーム「牧場しぼり」は、バニラの香りにもこだわっています。使用しているのは、バニラ本来の風味を楽しめるよう、マダガスカル産バニラビーンズシード。さらに、ミルクと相性のいい芳醇で深みのある天然バニラ香料も使用しています。
今度はバニラの香りに注目しながら、牧場しぼりを食べてみてはいかがでしょうか?
※2016年6月公開記事