Column なるほどコラム

食品を購入する際に、正しく内容を理解して選ぶには?
枠内表示の見方を知ろう[前編]

毎日口にする食べ物は、おいしさはもちろん、どんな原材料でつくられているのか確認したうえで選びたいですよね。
そんな方にぜひ知っていただきたいのが、パッケージ裏にある「枠内表示」の見方です。

商品パッケージの裏面には、その商品に使われている原材料の情報がまとめられた「枠内表示」が記載されています。

商品を選ぶ際に気をつけたい5つのポイントを、前後編の2回にわたってご紹介しましょう。

ポイント1 「種類別」の見方

乳製品は、乳脂肪分と無脂乳固形分(主にたんぱく質や糖質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素)からなります。

この乳脂肪分と無脂乳固形分を足したものを乳固形分といい、一般的に「アイス」と呼ばれるものの場合は、乳固形分と乳脂肪分の量によって4つの種類に分けられます。

アイスクリーム…乳固形分が15.0%以上(うち乳脂肪分8.0%以上)入っているもの。
アイスミルク…乳固形分が10.0%以上(うち乳脂肪が3.0%以上)入っているもの。
ラクトアイス…乳固形分3.0%以上のもの(乳脂肪分の量は問われません)。
氷菓…上記以外のもの。

「牧場しぼり」の3種全てのフレーバーは、アイスクリーム規格に分類されます。乳脂肪分を多く含むため、ミルク本来のコクが感じられることでしょう。「種類別」の記載によって、好みの味を探す手掛かりにしてくださいね。

ポイント2 「原材料名」の見方〜記載順と添加物〜

こちらには食品をつくるために必要な食品素材やその産地、添加物などが記載されます。量が多いものから順番に記載する決まりで、一番多いものには原料原産地の記載が必要となります。

「牧場しぼり」では原材料名の最初に、生乳(国産)と記載しています。
このことから、「牧場しぼり」には牛から搾乳したままのお乳=生乳が一番多く使われており、生乳が国産であることも読み取ることができます。

添加物は食品素材と分けて記載する必要があるため、/(スラッシュ)のあとや改行後に添加物を記載します。
「牧場しぼり」には/以降の記載がないことから、生乳を中心に食品素材のみでつくられていることが分かります。

ちなみに、以前の「牧場しぼり」は素材を馴染ませるために乳化剤を使用していましたが、現在は配合や製造面での工夫を重ねて食品素材だけの使用でも品質を保つことに成功!
2023年9月からリニューアル(北海道は4月より先行発売)を行い、食品素材のみで召し上がっていただくことができるようになりました。

食品選びのヒントがたくさん詰まった「枠内表示」

「枠内表示」は小さなスペースですが、簡潔にたくさんの情報が詰まっていることが分かりますね。

>>後編では、残り3つのポイントをご紹介します!

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