ポッコリおなかに効果的！スッキリ出せてスタイルもよくなる腹筋の鍛え方

お通じと意外と深い関係があるのが、腹部の筋肉。腹筋は腸の働きを助け、お通じをスッキリ出すのに必要不可欠だといわれています。今回はトップモデルや芸能人にもファンが多いパーソナルトレーナー・おぜきとしあき先生に、お通じに効果的な腹筋の鍛え方を教えてもらいました。

実は腸の筋肉は、それ自体の内臓筋は自律神経によってコントロールされており、自分の意思で動かすことはできません。

「お通じの際は、その周りの自分でコントロールできる筋肉を使って押し出します。これが腹筋というわけです。また、筋肉はポンプのような役割があり、腹筋を使うことで腸の周りの血流やリンパの流れもよくなります。腸に新鮮な血液がめぐることで、お通じの改善効果もありますよ」（おぜき先生）

スッキリ出すために強化したいのが、特に腹筋下部、腸腰筋、腹筋深層部。これらは身体の中央にあり、姿勢の維持にも不可欠な部位です。姿勢がいい人はいつも自然とこれらの筋肉を使っていて、普通に生活しているだけでも筋トレしているような状態なのだとか。

「モデルさんなどは腹筋がきちんとありますし、お通じの滞りに悩む人も少ないんです。腹筋があるかどうかは、美のバロメーターともいえるでしょう」（おぜき先生）

腹筋はお通じだけじゃなく、見た目の美しさにも関わっているのですね。これは、鍛えない手はなさそうです。

では早速おぜき先生に、一日5分程度あればできる、お通じを促す腹筋エクササイズを2つ教えてもらいましょう。

①　あお向けになる。両手は手のひらを下に向け、身体の横に置く。
②　おなかの力を使って脚を持ち上げ、両膝を胸に近づける。この時、両腕で床を押してしっかり身体を支える。
③　なるべく身体に近いところを通しながら、両脚を前に押し出して膝を伸ばす。②、③を5回繰り返す。

～POINT～

脚の高さが低ければ低いほど、負荷がアップします。下腹部の筋力アップに効果大！

①　両脚を揃えてしゃがみ、かかとを浮かせ、手のひらを床につく。目線は床を見る。
②　跳ねるようにお尻を持ち上げ、右足を後ろに伸ばす。
③　跳ねるようにお尻を持ち上げ、右足を元に戻すと同時に左足を後ろに伸ばす。②、③を1回として、これを10回繰り返す。

～POINT～

おなかが下を向くことで、自然と深層筋に力が入り、体幹の強化に◎。リズミカルに跳ねることで腸に振動が加わり、血液やリンパの流れもアップ。お通じ改善につながります。

ここまでご紹介した腹筋エクササイズは、朝起きたときか寝る前に布団の上で行うのがおすすめ。エクササイズは習慣づけなければ意味がありませんから、自分が続けやすいタイミングで行ってください。

「腹筋によって身体が支えられ、姿勢が整えばそれだけでキレイに見えますし、やせてスラッとした印象になります。そして、内臓も腹筋に支えられて収まるべきところに収まるので、消化促進などの機能がアップするといわれています。結果的に、お通じもスムーズになるでしょう」（おぜき先生）

適度な腹筋がつくことで、腸の健康に役立つのはもちろん、見た目の印象も激変するとおぜき先生。一日5分のエクササイズで、美しいスタイルとスッキリ出せるおなかを目指しましょう！