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ビューティー

ヨーグルトにスーパーフードを+α!インナービューティーを目指せる食べ合わせとは?

2017.06.02

ここ数年、国内外の女性の間で話題のスーパーフード。少量の食材の中に優れた栄養素を豊富に含むのが魅力で、人気のアサイーやチアシード、ココナッツオイルをはじめ、珍しいものも入手できるようになりました。

今回はそんなスーパーフードをヨーグルトにプラスして、インナービューティーになるための食べ合わせ方を、東京家政大学家政学部栄養学科准教授の小林理恵先生に聞きました。

話題のスーパーフードってどんなもの?

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最近ブームが広がるスーパーフードですが、実は、その多くは古くから世界各国で人々の美と健康を支えてきた食材がほとんど。

それらは近年アメリカやカナダで医学的な研究が進み、優れた栄養や健康効果が明らかになったことで、スーパーフードと呼ばれるようになりました。ミネラルやビタミン、食物繊維、アミノ酸、良質な油、抗酸化成分のポリフェノールを豊富に含むのが魅力です。

「スーパーフードの種類は多岐にわたり、はっきりとした特定の定義はありません。しかし、長く人類が親しんできた食品の中でも栄養価の高いもの、健康を維持増進させるために良い成分を多種含んでいるもの、それらの成分の含有量が突出して高いものがスーパーフードと考えられています」(小林准教授)

おすすめは果実系!

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ここではお通じを整えるといわれているスーパーフードをご紹介。いつもの食習慣にプラスして、体の内側からスッキリ美人を目指しましょう!

〈アサイー〉

ブラジル原産のヤシ科の植物。抗酸化成分アントシアニンを含む。鉄分やカリウム、カルシウム、必須アミノ酸を含有し、アスリートにも人気が高い。

〈マキベリー〉

チリ原産の果実。抗酸化成分アントシアニジンのほか、カリウムや鉄分などのミネラル、食物繊維を含む。健康維持に役立つ効果が期待できる。

〈カムカム〉

南米ペルーのアマゾン河流域に自生。ビタミンCをもっとも多く含むフルーツといわれる。強い抗酸化作用を持つポリフェノール類のエラグ酸も含み、美容効果が期待できる。

〈アロエベラ〉

民間療法で利用されてきたユリ科の多肉植物。ゼリー状の果肉には、お通じを整えたり、胃の健康を保つ効果があるといわれている。

〈マカ〉

ペルーの高地で育つ根茎植物。必須脂肪酸のアルギニン、ミネラルを含む。体の中のバランスを整え、活力源としての効果も期待できる。甘味とコクがあり、スパイス料理にも合う。

〈ざくろ〉

ポリフェノール、ビタミン、ミネラルのほか、種子に女性ホルモンのエストロゲンと同様の働きをするエストロンやエストラジオールを含む。

〈チアシード〉

南米原産のシソ科の種子。クセがなく、水に浸すと10倍以上に膨らんでジェル状になり、食欲抑制やお通じを整える効果があるといわれている。脂質を多く含むので、スプーン1杯程度を目安に摂るとよい。

〈ナッツ〉

おすすめはオメガ3脂肪酸やポリフェノールが豊富なクルミ、不飽和脂肪酸やビタミンEを含むアーモンド、オレイン酸やビタミンEが豊富な根茎野菜のタイガーナッツなど。脂質やカロリーが高めなので、食べ過ぎに注意を。

〈ビーポーレン〉

ミツバチが花粉を自ら出す酵素で丸めたもの。たんぱく質が豊富で、ビタミンやミネラルのほか人体を作るアミノ酸22種や酵素を含み「パーフェクトフード」と呼ばれる。

~おすすめの食べ合わせ方~

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「ヨーグルトと特に相性が良いのが、ビタミンやポリフェノール、食物繊維を含み、お通じや美容にも良いといわれている果実系のスーパーフード。使いやすいパウダー状のアサイーやマキベリー、カムカムをプラスするのがおすすめです」(小林准教授)

パウダーを入れるときの目安量は、ヨーグルト1食分に小さじ1杯程度。酸味が気になる人は加糖タイプのものに加えたり、甘酒やハチミツなどで甘みを調整するといいでしょう。

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「デザート感覚で食べるなら、ぷるぷる食感でおいしいチアシードをプラスしましょう。体に良いオメガ3脂肪酸や食物繊維を含み、水分で膨れ上がるため少量で満足感を得やすいのもいいところ。水の代わりにヨーグルト(1食の1/10程度の量)に漬けて一晩置いて軟らかくするのもいいでしょう」(小林准教授)

ざくろなどのフレッシュフルーツもトッピングすると、見た目もはなやかで気分も上がりますね。ほかに、良質な脂質や食物繊維を含むクルミやアーモンドなどのナッツ類、栄養満点のビーポーレンなどを加えて、食感や味の変化を楽しみましょう。

少しずつ試して、好みのスーパーフードを見つけましょう

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人類の長い歴史のなかで、自然に健康増進に利用されてきた天然食品のスーパーフード。いつもの食習慣にぜひプラスしたい食材です。

まずは少量から始めて、少しずつ増やすのがポイント。いろいろ試して、好みのもの、おいしく食べ続けられるものを見つけましょう。

東京家政大学家政学部栄養学科准教授 / 管理栄養士 小林 理恵

この記事の監修者

東京家政大学家政学部栄養学科准教授 / 管理栄養士
小林 理恵

雑穀類の調理特性や生理機能性、新規利用方法の研究を行うほか、酸化ストレスに対応する食事メニュー設計の提案を行う。共著に『スーパーフードの教科書』(マイナビ出版)がある。

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