抜け毛や薄毛の髪の悩み、原因は『おなかの中』にもあった!
気になる抜け毛や薄毛。頭皮をマッサージしたり、洗髪料を変えたりなど、いろいろな対策をしている人も多いのでは?でも実は、その原因は意外なところにもあるのです。今回は、薄毛の原因と予防法について、銀座総合美容クリニックの正木健太郎院長の監修協力のもと、BifiXヨーグルトマガジン編集部が詳しくご説明します!
男女の抜け毛・薄毛は、何が違うの?
『抜け毛』『薄毛』といえば、ひと昔前までは、男性の悩みというイメージが強かったですよね。しかし近年では、薄毛に悩む女性に向けて、女性の薄毛専門のクリニックなども増えてきました。
今や男女問わず、文字通り"頭を悩ませて"いる抜け毛と薄毛ですが、実は、男性と女性では、その表れ方に違いがあります。
『男性型脱毛症/AGA』とも呼ばれる男性の抜け毛・薄毛は、頭のてっぺんから額にかけて薄くなるのが特徴。対して女性の場合は、どこか一箇所が薄くなるようなことはありません。髪の毛が全体的に薄くなったり、ボリュームが減るのが特徴です。
そして、その違いの理由は、男女の『ホルモン』にありました。
ホルモンバランスの乱れが、抜け毛・薄毛につながる!
本来、髪の毛は1日につき50~80本ほどが抜けては、新しいものが生えていきます。ホルモンは、この生え変わりの周期(ヘアサイクル)を一定にキープしたり、髪の毛の成長をサポートしてくれるもの。
しかし、生活習慣やストレスにより自律神経が乱れると、ホルモンの分泌量がコントロールできなくなります。そうやってホルモンバランスが乱れると、生えてくる髪の毛よりも抜けるほうが多くなったり、弱い髪の毛が生えてきてしまうため、髪の毛が薄くなったり、ボリュームが減ったりしてしまいます。
老年期に抜け毛や薄毛に悩む女性が多いのは、閉経後などに女性ホルモンのバランスが大きく変動するから。また、産後にも抜け毛や薄毛に悩む女性が多いといわれていますが、妊娠中は高いレベルで分泌されていた女性ホルモンが、出産するとガクッと減ってしまうからなんだそうです。
ちなみに、男性が抜け毛や薄毛に悩むのは、髪の毛の成長を阻害する『DHT』という男性特有のホルモンが増えるため。DHTは頭のてっぺんからおでこにかけて多く存在しているため、男性はこの部分が抜けやすく、薄くなりやすいのです。
ホルモンバランスの乱れが、ヘアサイクルの乱れを引き起こしていたんですね。そして実は、抜け毛・薄毛のもう一つの原因が、意外なところにもあるのだそう。
抜け毛・薄毛の原因が、実はおなかにもあった!
実は、男女関係なく抜け毛や薄毛の原因のひとつになっているのが、『腸内環境』と『お通じ』の乱れ。
健康な髪の毛のためには、髪の毛の成長に必要な栄養素を十分にとることも重要ですが、腸内環境が乱れると、栄養素を吸収するスピードも効率もグンと落ちてしまいます。そのため、髪の毛の健康をキープするのに必要な栄養素が吸収されにくくなってしまうんだそう。
また、お通じが滞ってしまうと、本来身体の外に出るはずだった有害物質が腸から吸収され、再び血液に溶け込んで身体の中を循環することに!こうして汚れた血液は、いわゆる『ドロドロ血』といわれる、血行不良な状態を引き起こします。それにより、せっかくとった栄養が髪の毛に届きにくくなってしまうのです。
栄養が届かないことで痩せてしまった髪の毛は、抜けやすく、ボリュームも低め。抜け毛の増加や薄毛の進行につながってしまうのです。
キレイな髪の毛をキープするためにできることは◯◯!
抜け毛や薄毛の改善を目指すため、私たちは毎日の生活の中で、まずどんなことに気をつければいいのでしょうか?
そのカギとなるのは、実は『睡眠』。良質な睡眠をとることで、ホルモンの分泌を司っている『自律神経』のバランスを整えることができるのです。
自律神経は、ホルモンのほか、腸内環境やお通じを整える上でもとても重要だということは、これまでのBifiXヨーグルトマガジンでもご紹介してきた通り。抜け毛や薄毛の原因である『ホルモンバランス』『腸内環境』『お通じ』の全てに密接に関わっているのです。
睡眠の質を上げるには、日中に軽い運動や、就寝前に軽いストレッチやヨガなどを行ってリラックスするのがおすすめ。ちなみに、新しい髪の毛は眠っている間に作られるので、十分な睡眠時間を確保することも大切です。
シャンプーやトリートメントなどの外側のケアに加え、しっかりと睡眠をとりながら『ホルモンバランス』『腸内環境』『お通じ』が整うよう毎日の生活習慣にも気を配ることで、将来もサラサラ、ツヤツヤの髪の毛をキープしたいですね!
[文・構成 BifiXヨーグルトマガジン編集部]
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