BifiXヨーグルトマガジン人生100年時代を腸から。からだが喜ぶこといっぱいのウェブマガジン BifiXヨーグルトマガジン人生100年時代を腸から。からだが喜ぶこといっぱいのウェブマガジン
食事

夏バテさんもお試しを!ヨーグルト+お酢で、さっぱり『す・むーじー』

2018.07.27

暑くて食欲がない、ちょっと夏バテかも......。そんな時こそ、意識していろいろな栄養素を摂りたいものですね。そこでオススメしたいのがヨーグルトスムージー。普段摂りにくい野菜や果物も手軽に摂れ、ヨーグルトでタンパク質も補えるから、体力の衰えがちな暑い夏やダイエット中にもオススメ。「お酢」を加えれば、酢酸やクエン酸の効果も加わってさらにパワーアップ!

今回は、夏バテさんにもオススメの「ヨーグルト+す(酢)・むーじー」のレシピや、ダイエットでスムージーを活用する場合に気をつけたいポイントなどを、管理栄養士の豊永彩子さんに教えていただきました。

食物繊維もしっかり!見た目も満足感も十分のサラダに近いもう1品

ph1.png

野菜や果物をミキサーにかけるだけで作れて、こしてないから食物繊維もしっかり摂れるスムージー。牛乳やヨーグルトを加えれば、タンパク質も補給できますが、この時期ちょっと意識したいポイントがあると豊永さんは言います。

「暑い夏は、体温調節や紫外線で自分が感じているよりも体内ではダメージが進行していることがあります。夏バテ対策とダメージケアのために次の3つを意識しましょう」(豊永さん)

◎ポイント1:抗酸化力の高いカラフル野菜をリッチに!
ニンジンやパプリカ、小松菜、トマトなど緑黄色野菜で、見た目もカラフルに!栄養価もアップ!

◎ポイント2:消耗がすすむビタミン類は果物で補え!
グレープフルーツやオレンジなどのかんきつ類、キウイなど甘酸っぱいフルーツを入れて。

◎ポイント3:ベースはタンパク素材で濃厚かつ栄養豊富に!
ベースとなる水分に、ヨーグルトや牛乳、豆乳などのタンパク質素材を使って夏を乗りきりましょう。

お酢を加えて、からだに美味しくアレンジを!

ph2.png

「お酢の成分である酢酸やクエン酸は、エネルギーを生みだす代謝にかかわっています。暑い時期や体が疲れている時、汗をかいた後、ストレスを感じた時などは、代謝を促進するためにクエン酸やビタミンB群、ナイアシン、パントテン酸などさまざまな栄養素が必要となります。食欲が衰えがちな季節ですが、上の3つのポイントプラスお酢で、からだに美味しくアレンジすることが可能です」(豊永さん)

普段なら「酸っぱい」と感じる梅干しやレモンが、「さっぱりすっきり美味しい!」と感じるようになるのも、必要な栄養素をスムーズに補えるようにとからだが欲するからなのだとか、ダイエット中の人も夏バテが気になる人も、上手に『す・むーじー』を取り入れたいですね。

「ダイエットのためにスムージーを飲んでいるという人も多いと思いますが、ダイエット成功のポイントは、スムージー一辺倒にしないこと。普段の食事はバランスよくしっかりとりましょう。お肉やお魚、ご飯...など食事量が低下することによる栄養不足は、脂肪燃焼も期待できず、からだを引き締める筋肉もつきません。肌のコンディションも整いませんので、必要な栄養素をしっかり摂ってからだの内側から健康と美しさを育みましょう」(豊永さん)

さらにおいしく作るワンポイント

ph3.png

○短時間のミキシングで食感を残す

飲んだ後におなかが張ってしまう方は、食感を残して噛みながらゆっくり飲むのがオススメ。ナッツやドライフルーツなど「噛んで食べる」素材をプラスすると、消化酵素の分泌も促されます。

○好みや飲むタイミングで水分量を調整

牛乳や豆乳など水分量を調整することで、濃厚にもサラサラにもなります。朝食なら濃厚タイプ、おやつや食事にプラスαならサラサラタイプがオススメです。

○お酢を使い分けて味や風味を楽しむ

米酢、黒酢、りんご酢など味や風味もさまざま。砂糖が添加されているタイプなどもあるので、いろいろチェックしてお気に入りを見つけてみましょう!

簡単おいしい!オススメ「ヨーグルト+す・むーじー」3選

◎アクティブに過ごしたい日の「エナジーす・むーじー」

ph4.png

【材料】
バナナ:1本
グレープフルーツ:1/ 2個
プレーンヨーグルト:大さじ3
ピュアココア:小さじ1~2
牛乳(または豆乳):50mL
酢:小さじ1~1.5
<トッピング:お好みのナッツ>

バナナで糖分をチャージしてアクティブに1日を過ごしましょう。バナナやナッツで食物繊維も補給。ココアの香りのデザート感覚す・むーじーです。


◎お疲れさま!のレスキュー「キウイグリーンす・むーじー」

ph5.png

【材料】
キウイ:1個
小松菜 50g
プレーンヨーグルト:大さじ3
牛乳(もしくは豆乳):50mL
酢:小さじ1
<トッピング:くるみ 5粒程度  お好みで オリゴ糖少々>

紫外線ダメージや疲れ、ストレスで消耗のすすむビタミンCをキウイと小松菜でチャージ!くるみの良質な脂質(オメガ3脂肪酸)や食物繊維も一緒に摂れます。

◎内側からケアしよう!「カラフルす・むーじー」

ph6.png

【材料】
パプリカ1/4個※小さめなら1/2個
オレンジ1/2個 ニンジン1/3本
プレーンヨーグルト:大さじ3
牛乳(または豆乳):50mL
酢:小さじ1
エゴマ油(あれば):小さじ1
<トッピング:プチトマト>

抗酸化力の高いビタミンエース(A・C・E)を集中的に補い、目からも元気をもらうカラフルなす・むーじーです。アウトドアのスケジュール前後には特にオススメです!

【作り方(共通)】
① 材料をすべてミキサーに入れて、ミキシング。(食感を軽く残す程度で止める)
② お好みでトッピング。
*分量は濃度の好み(トロトロかサラサラか)で調節してください。

野菜・果物の栄養に、ヨーグルトのタンパク質やお酢のチカラが合わさった『す・むーじー』。作り方も簡単だから、暑い夏を乗りきるために、いろいろアレンジして試してみてはいかがでしょう

[文・構成 BifiXヨーグルトマガジン編集部]

管理栄養士 / 米国NTI認定栄養コンサルタント(ホリスティック栄養学) / 味覚カウンセラー協会理事 / ベジフルビューティーアドバイザー 豊永 彩子

この記事の監修者

管理栄養士 / 米国NTI認定栄養コンサルタント(ホリスティック栄養学) / 味覚カウンセラー協会理事 / ベジフルビューティーアドバイザー
豊永 彩子

過去に、体調とホルモンバランス・食事コントロールに悩んだ自身の経験から、今よりも自信をもって明日を健やかに過ごすためのコンディショニングを提案。“ホリスティック栄養学”や“味覚”にフォーカスし、あらゆる方法やデザイン性をもって情報を発信していく必要性を感じている。カウンセリング・講師・コラム執筆・レシピ本出版など多数手がける。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう


記事一覧へ戻る

  • シェアするシェアする
  • ツイートするツイートする
ページの先頭へページの先頭へ