とろっと新感覚!「甘酒ヨーグルト」は混ぜるだけで簡単に作れる
季節の変わり目のプチ不調や、ダイエット中のおやつに悩みを抱えているという人も多いのではないでしょうか。今、そんな悩み多き女性たちに注目されているのが甘酒ヨーグルトなんです。 発酵食品の甘酒に同じく発酵食品のヨーグルトを加えると、味も栄養も相乗効果でアップするというのです。
今回は、管理栄養士で発酵食品に詳しい川村郁子さんに、甘酒が身体にいい理由と、甘酒ヨーグルトの魅力を教えてもらいました。
そもそも甘酒って何がいいの?
甘酒の歴史をたどると、古墳時代にはすでにあり、平安時代には貴族たちの間で夏に「冷やし甘酒」を飲むのが流行ったといわれます。一般に普及するのは江戸時代のこと、甘酒売りが市中を売り歩き急速に広まったようです。長い歴史をもつ甘酒ですが、今はその栄養価が「飲む点滴」といわれ注目を集めています。
「甘酒の主成分は、体内でエネルギーを作り出すブドウ糖、9種の必須アミノ酸、ビタミンB群など。病院で栄養補給に使われる『点滴』とよく似た成分です。他にも、食物繊維やオリゴ糖も含まれており、これらはビフィズス菌のエサになり、善玉菌を増やして腸内環境を整えるのに役立ちます」(川村さん)
甘酒には、酒粕を水で煮溶かし砂糖を加えたものと、米麹で蒸したお米を発酵させて作るものの2種類ありますが、ここでは米麹のタイプを「甘酒」としています。
とろっとした口あたり、手軽にタンパク質も摂れてダイエットにもオススメ!
ダイエット目的で甘酒を飲んでいるという人も多いのではないでしょうか。甘酒をダイエットに使うとどんなことがよいのでしょう?
「ブドウ糖が満腹中枢を刺激することに加え、適度なとろみが満腹感を与えるため、ドカ食いを抑えることができます。また、代謝を上げるビタミンB群が、糖質を効率よくエネルギーにしてくれます」(川村さん)
ダイエット中に不足しがちな栄養素、例えばカルシウムやマグネシウムなども、ヨーグルトをプラスすれば補いあってさらにGood!と川村さんはいいます。
「ダイエット中は筋肉量を保ち、代謝を高めるためにタンパク質をしっかり摂取する必要がありますが、ヨーグルトなら良質のタンパク質に加え、不足しがちなカルシウムも補えます。BifiX甘くないプレーンには、100gあたり5.0gのタンパク質が含まれており、一般的な甘酒には1.7g含まれていますので、合わせると、6.7gのタンパク質を摂取できるのです。また、どちらも発酵食品で相性がよいのが魅力です」(川村さん)
混ぜる割り合いでとろとろにもサラサラにも
今回は、BifiXヨーグルト甘くないプレーンと、市販の米麹甘酒を使ったレシピを紹介します。
【材料(2人分)】
BifiXヨーグルト甘くないプレーン100g
市販の甘酒100~150ml
ヨーグルトに甘酒を加えて混ぜるだけ!甘酒の優しい甘さとヨーグルトのコクが合わさって、とてもおいしくいただけます。ヨーグルトを多めにすれば、トロトロ食感のデザート風。フルーツをトッピングしたり、バナナやシリアルを混ぜてもいいですね。ヨーグルトを控えめにすればサラサラのドリンク風に仕上がります。
「甘酒は家庭で手作りすることもできますが、今は市販品もたくさんあります。例えばとろっとデザート風にしたい場合には、甘酒も同様にとろっとした濃厚タイプを、逆にサラッとした食感がお好みならば、ドリンクタイプの甘酒を選ぶとよいでしょう。いろいろ試して、濃さや甘さなど自分なりの推し甘酒!を選んでくださいね」(川村さん)
混ぜたり、のせたり、アレンジ自在!
ダイエットも腸活も、続けることが肝心。飽きずに続けられるアレンジの仕方も教わりました。
「味も栄養もアップさせたいなら、+抹茶(食物繊維)、+黒ゴマ(カルシウム)、+きな粉(鉄)、+ココア(マグネシウム)などがオススメ。他にも生姜やシナモンなどのスパイス類も合います。溶かしたゼラチンを加えてババロア風にしたり、凍らせてシャーベットにしたり、いろいろ試してみてくださいね」(川村さん)。
今注目されている甘酒とヨーグルトを一緒にしたら、おいしく続けられる新食感のおやつドリンクになりました。発酵食品のパワーで、寒い時期のプチ不調を吹き飛ばし、薄着になる春を楽しみに待ちましょう!
[文・構成 BifiXヨーグルトマガジン編集部]
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