「牧場しぼり」が大切にしていることをさまざまな角度でお伝えする、なるほどコラム。特に、しぼって3日以内の国産「生ミルク(=生乳)」をはじめとしたこだわりの原料についてや、「生ミルク」のおいしさを閉じ込める製法についてご紹介してきた中、今回はパッケージについてお話します。
※生ミルクとは生乳のこと
紙カップに詰められた「牧場しぼり」は袋に包んで出荷し、皆さまのもとへとお届けしています。紙カップ包装のみのアイスクリームも数多くありますが、「牧場しぼり」はなぜ袋に入っているのでしょうか。
それにはまず、アイスクリームの味を劣化させてしまう原因を探ってみましょう。アイスクリームの味に影響を与えてしまう原因には空気や光による酸化があります。特に光については店内の照明などの光が当たると、食品をはじめとするさまざまな物体に化学反応が進みます。それにより食品が酸化し、香りや風味を損なう恐れがあります。
「牧場しぼり」は、製造時や出荷までの際、品質を保持する工夫を随所に凝らしていますが、お手元に届く過程や保管時などに空気や光の影響があると、アイスクリームの品質が落ちてしまう可能性があります。おいしさを守るために、「牧場しぼり」は袋で包装しています。検証を重ね、この包装がない場合と比べてある場合の方が、おいしさをキープできることが分かりました。このように、牧場しぼりは、原料や製法だけでなく、包材にもこだわることで、お客様に少しでも商品のおいしさを楽しんでもらえるように工夫を凝らしています。
ところで、アイスクリームは冷凍庫で保管しますが、その保存方法にも注意が必要です。賞味期限表示の省略が認められているアイスクリーム類の「牧場しぼり」には賞味期限が記載されていません。ただ、ご家庭の冷凍庫は開け閉めが多いもの。そうすると温度変化も頻繁に起こり、アイスクリームの品質低下につながります。購入後はなるべく早く召し上がるとよいでしょう。
さらに、匂いの強いものとの保存も品質に影響をきたすため、避けるようにしましょう。
いかがでしたか? 「牧場しぼり」が袋入りである理由は、しぼりたての生ミルクのおいしさを届けたい…その思いから。ぜひ品質を損ないにくい保存法を実行して、「牧場しぼり」を味わい尽くしてくださいね。