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ビューティー

美容や健康に良いお茶はどれ?目的別オススメお茶ガイド

2017.06.02

「お茶は美容と健康にいい」といいますが、その種類は膨大。どのお茶を飲めばいいのか迷ってしまいますよね。そこで今回は、ハーブティーから健康茶まで、200種類以上の茶葉を取り扱っているお茶の専門店、「健茶薬醍醐」のブレンドコンシェルジュである山之内宏行さんに、おすすめのお茶と飲み方について教えていただきました。

健康やダイエットを意識したい方におすすめのお茶5選

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健茶薬醍醐では、東洋医学やアーユルヴェーダの考え方に基づいた独自のメソッドを身につけたお茶のプロ「認定ブレンドマイスター」が、レシピに則ってブレンドしたお茶を提供しています。ポイントは、すべてのお茶を"ハーブ"の一種と考えること。つまり、お茶は古くから人々の暮らしに寄り添い、役立ってきた植物のひとつだということなのだそう。植物が本来持っている効用には、体の調子を整えてくれるものがたくさんあるのです。

ということで、まずは体の調子を整えてくれたり、ダイエットを意識したい人が飲むのにおすすめな5種類のお茶を教えていただきました。

【ネトル茶】

ネトルとは、セイヨウイラクサとも呼ばれるハーブの一種です。ビタミンやミネラルが豊富に含まれているほか、ケルセチンと呼ばれる成分が花粉症に対する効果が期待できるといわれており、花粉症の方に人気です。また、鉄分も豊富なので、貧血気味の時にも。

【どくだみ茶】

クエルシトリンやミネラルなど、利尿作用のある成分を豊富に含んでいるお茶です。これらの成分は、お通じ改善などの効能が期待でき、新陳代謝を促して肌の調子を整えることにもつながるのだとか。デトックスしたいという方から人気が高いです。

【レモングラス茶】

レモングラスは抗菌作用があるとされ、古くから薬草として用いられてきました。消化を助ける働きがあり、食後の胃もたれやおなかのガスだまりへの効果が期待できるといわれています。

【ゴボウ茶】

ゴボウ独特の風味がくせになるお茶。水溶性食物繊維の一種であるイヌリンが豊富に含まれているため、腸内環境を整え、お通じ改善につながるといわれています。カリウムも含まれており、利尿作用、むくみへの効果なども期待できます。また、成長ホルモンの分泌を促進するアルギニンの働きで新陳代謝をサポート。ダイエットや美容を気にする方にも人気だそうです。

【桑の葉茶】

桑の葉には、「DNJ(デキオシノジリマイシン)」という成分が含まれています。これには小腸での糖の吸収をおだやかにするはたらきや脂肪の吸収をさまたげる作用もあるといわれており、ダイエットを目指している方に人気のお茶です。また、食物繊維も豊富に含まれているので、腸内環境を整えたい方にもぴったりかもしれません。

美容が気になる方におすすめのお茶4選

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健康やダイエットに役立つお茶はもちろんですが、女性としては美容に良いお茶も気になりますよね。お茶の中には、肌の調子を整えてくれるといわれているものもたくさんあります。中でも手に入れやすくて飲みやすいのは、次の4種類です。

【黒豆茶】

その名の通り、黒豆を煮出して飲むお茶のこと。黒豆には、ポリフェノールの一種で抗酸化作用のあるアントシアニンや、女性ホルモンのバランスを整えるイソフラボンのほか、老化を予防するビタミンE、血の巡りをよくしてくれるサポニンなどの成分が含まれています。肌の調子を整えたい方に人気のお茶です。

【タンポポ茶】

タンポポの根から作られるお茶。ビタミンやミネラルを豊富に含んでいて、新陳代謝の促進が期待できます。むくみや冷え性、お通じへの効果も期待できるそうです。

【ハトムギ茶】

古くから「いぼ取り」のお茶として飲まれてきたお茶で、美容効果が高いといわれています。「コイクセラノイド」という成分が含まれており、吹き出物に対する効能があるのだそう。また、新陳代謝を促進する働きがあり、肌のターンオーバーをサポートしてくれるといわれているため、肌の調子を整えたい方に特に人気です。

【柿の葉茶】

柿の葉には、レモンの約10倍といわれるビタミンCをはじめ、ビタミンB群、ミネラル、抗酸化作用のあるフラボノイドなどが豊富に含まれています。そのため、美容を気にする方に人気が高いお茶ですが、血圧を下げる効果も期待できるんだとか。クセのない味で、冷やしても飲みやすいので、暑い季節にもおすすめです。

こうすればおいしい! 正しいお茶のいれ方

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では、美容や健康を意識してお茶を飲むときは、どんなことに気をつければいいのでしょうか? 山之内さんによれば、正しい方法でお茶をいれれば、おいしさもアップするんだとか。

<正しいお茶のいれ方(カップ2〜3杯分)>

  1. ティースプーン2杯程度の茶葉を急須に入れる(茶葉がふさふさしているお茶の場合は少し多めに入れる)
  2. 沸騰させたお湯を200cc程度、急須に注ぐ
  3. 1〜2分置いて、色が濃くなったら、カップに注ぐ

基本的には細かい決まりごとはないので、自分の好みの濃さでいれればOK。ただし、お茶の種類によっては、冷たい水で抽出すると有効成分が出にくくなってしまう場合もあるのだそうです。冷たいお茶を飲む場合も、一度熱湯でいれてから冷やしたほうがいいかもしれません。

一度にがぶ飲みするより、毎日一杯のお茶を

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お茶は薬ではないので、すぐに目に見える効果が出るというものではありません。しかし、飲むならやっぱり効果を期待したいもの。より効果を実感できる飲み方はあるのでしょうか?

「一度にたくさん飲んですぐやめてしまうよりも、定期的に飲み続けたほうが、体調への効果が期待できます。なるべく毎日1杯ずつ飲んで、習慣にするといいと思います。ただし、茶葉の効能によっては、食後に飲んだほうがいいもの、寝る前に飲むのを避けたほうがいいもの、妊娠中の方は量や頻度を加減したほうがいいものなど、飲むタイミングが大切なものもあります。茶葉を購入するときは、あらかじめ確認するようにしてください」(山之内さん)

味が好みでない場合は、3〜5種類の茶葉をブレンドすることで、飲みやすくなることもあります。お店で購入するときは、期待する効果や好みの味を伝えて、アドバイスをもらうのがベストです。

日常的にお茶を飲む習慣をつけて、体の中から健康を目指しましょう!

200種類以上の健康茶を扱うお茶専門店「健茶薬醍醐」店主 / ブレンドコンシェルジュ 山之内 宏行

この記事の監修者

200種類以上の健康茶を扱うお茶専門店「健茶薬醍醐」店主 / ブレンドコンシェルジュ
山之内 宏行

さまざまな健康や美容の悩みに合わせたお茶をセレクトして、お客様に合わせたオリジナルブレンドのお茶も提供している。

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