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ビューティー

キレイを目指すならお通じにも注目!美容の悩みは内側から解決しよう

2017.09.04

お通じが滞っていると、おなかの健康にはもちろん、美容にも影響が出るといわれています。ということは、おなかをスッキリさせれば、美容にも役立つということ!今回は皮膚科認定専門医の平田雅子先生に、キレイを目指すための腸内環境改善方法をお聞きしました!

口元にポツン...がサインかも?おなかの調子をチェック!

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平田先生によれば、おなかの調子が整わないと、美容にも影響が出てしまうのだそう。

心当たりがないのに、突然口元にポツンとしたものができてしまうとショックですよね。実は、そういう時は腸内環境の乱れが原因であることがほとんど。

「口、食堂、胃、腸は、すべて粘膜で繋がっています。そのため、腸内細菌のバランスが崩れるなどで調子が悪くなると、胃や食道、口の中にまで影響を及ぼします。原因や症状はさまざまですが、腸内環境が乱れていると、見た目にはわからなくても、胃や食道も影響を受けて調子が整わなくなっているもの。いわば『入り口』にあたる口は唯一外から見えている箇所なんです。

つまり、口元や口の中の調子がいつもと違うときは、腸の影響を受けて、その間にある食道や胃も調子が整わなくなっている可能性が高いということですね」(平田先生)

暴飲暴食のあと、『それまではなんともなかったのに、急に美容の悩みが出てきた...』などというときは、まずお通じが滞っていないか、腸内環境が乱れていないかを疑いましょう。もしかしたら、おなかが悲鳴を上げているサインかも。

『お通じがよい』状態ってどういうこと?

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なぜお通じが滞ると、美容にも影響するのでしょうか?

「お通じの役割は、腸で栄養を吸収したあとの『残りかす』を身体の外に排出することですよね。これはいわば『老廃物』。排出せずに放置していると、有害物質が発生します。長い間お通じが滞っていると、この有害物質が腸の粘膜から吸収されて、血中を通って表面まで届いてしまうんです。その結果、美容に影響が出ます」(平田先生)

また、平田先生によると『直径3cm、長さ20cm程度、1日2回出る』のが理想のお通じの状態とされているとのこと。

「これはあくまでも理想なので、たとえ2日に1回しかお通じがなくても、トイレから出たときにおなかがスッキリする感覚があれば、大きな問題はありません。反対に、毎日お通じがあっても、なんとなくおなかがスッキリしないのであれば、それは『お通じが滞っている』と解釈していいと思います」(平田先生)

大切なのは、『おなかがスッキリしているかどうか』なんですね。

ポイントは栄養バランス!今日からできる腸内環境改善法

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「キレイを目指すなら、まずは食生活を整えることが大切」と、平田先生。食べ過ぎや食生活の偏りが、腸内環境を悪化させる大きな原因になっているのだとか。では、腸内環境を整えるためには、どのようなことに気をつけて過ごせばいいのでしょうか?

「第一に、よく噛んで食べること。これだけでも、食べ過ぎを防ぐことができます。また、食事のバランスも大切ですね。現代人は、1日の食事の6割以上がごはんやパン、パスタなどの糖質だといわれていますが、これは美容的には明らかに食べすぎ!糖質は多くても5割程度に抑えて、たんぱく質とビタミン、食物繊維を含むものをしっかりとるようにしてください」(平田先生)

なかでも食物繊維は、腸内環境を整えるにはとても重要です。平田先生は、白米ともち米、雑穀を1:1:1の割合で混ぜて食べているのだそう。

「麦や雑穀類は食物繊維が豊富な食べ物として知られていますよね。以前、肌やお通じの調子に悩む方に食物繊維を豊富に含む大麦を毎朝とってもらう臨床試験を行ったところ、1〜2週間で腸内環境と肌悩みが改善するという結果が出ました」(平田先生)

食べ過ぎや飲み過ぎがよくないといっても、飲み会などで夜遅くに食事をしなければならないこともありますよね。そんな時は、「食べ過ぎた翌日は炭水化物をすこし控えるなど、3日間くらいのスパンでバランスを取るのがおすすめ」なのだそうです。

腸内環境の不調は、腸が丈夫な人ほど気づきにくいもの。美容の悩みがあるときは、食生活の見直しで変わることがあるかもしれませんよ。

腸内ケアでスッキリ、キレイを目指そう!

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平田先生によれば、内側からのケアはもちろん、外側のケアにも少し気を使うだけで、キレイを保つのに大きく役立つのだそう。

「大切なのは、保湿とUVケア。多くの方が気を使っていることだと思いますが、しっかりやっていても美容効果に結びつかない時は、自分に合っていないケア用品を使っているか、使い方が悪いかのどちらか。特に、クレンジングや洗顔料でゴシゴシ洗いすぎたり、メイクの際にこすりすぎたりするのはNGです」(平田先生)

また、メイク用のパフは雑菌が溜まりやすいもの。パフをこまめに洗うだけでも、状態は改善することがあるのだとか。

「しかし、腸内環境が乱れていては、どんな化粧品を使っても効果を全部発揮できるとは限りません。美容の悩みを抱える人は、まず最初にケア用品やケアの仕方の見直しをすると思いますが、キレイを目指すなら、身体の中から整えるのが一番ですよ」(平田先生)

キレイを支える大きな柱は、身体の中にありました。毎日のケアに加えて食事にも気を使えば、美容の悩みも解決に向かうかもしれませんね。

私のクリニック目白 院長 / 医学博士 / 皮膚科認定専門医 / 日本医師会産業医 / 国際中医薬膳師 / 女性医療ネットワーク 理事 平田 雅子

この記事の監修者

私のクリニック目白 院長 / 医学博士 / 皮膚科認定専門医 / 日本医師会産業医 / 国際中医薬膳師 / 女性医療ネットワーク 理事
平田 雅子

著書に『肌がみるみる綺麗になる!大人の「スキンケア」新法則——何歳からでも効果が出る!』(三笠書房)、『水だけ洗顔で、一生美肌!のべ100万人の肌をみてきた皮膚科医が教えます』(小学館)など。

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