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ビューティー

立ち姿に自信ある?『美姿勢』でこっそりスタイル改善

2018.05.25

デパートのショーウィンドウやふいに撮られた写真で自分の姿を見て、「猫背になっている」「座り方がだらしないかも」とギョッとしたことはありませんか?姿勢は無意識のうちに崩れてしまうことがあるもの。何より、みっともない姿勢では見た目の印象が悪くなってしまいますよね。

今回は女性専用ボディメイクピラティスサロン・Brillerで、骨格と筋肉を意識したトレーニングを行う、スポーツトレーナー・インストラクターの松葉子さんに "美しく魅力的な姿勢をとるコツ"を教えていただきました!よい姿勢で筋肉を正しく使えば、自然とボディラインも整ってくるそうですよ。

あなたは大丈夫?残念な姿勢の特徴とは

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松さんによると、残念な姿勢にも、いくつかのパターンがあるそうです。

代表的なものは、骨盤が前に傾き、腰がそっている状態。おなかの筋肉が弱く、姿勢が保てないために、腰痛を引き起こす原因にもなるのだとか。女性の場合「姿勢をよくしよう」とした結果、「一見きれいな姿勢に見える」、この悪い姿勢になってしまうこともあります。

さらに、反った背中が前に出る、おなかをポッコリ突き出して、肩回りが丸くなる、骨盤が後ろに傾き、腰や背中が丸くなる、というパターンもあるとか。

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「若い女性はとくに、立っているときに骨盤が前に傾きやすい傾向があります。骨盤が前傾していると、いわゆる"X脚"や"O脚"の状態になりやすいんです。歩くときも、内ももやおしりの筋肉を十分に使えず、太ももの前側ばかりを使ってしまうため、太ももの前側が太くなってしまいます」(松さん)

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それから、現代人にありがちなのが『ストレートネック』。首の骨は本来、ゆるやかなを描いているのが自然な状態ですが、スマートフォンの使用やデスクワークなどで下を向いた前傾姿勢が続くことで、首の骨がまっすぐな状態になってしまうのだとか。「下を向きがち」な方は、できるだけ姿勢を正すよう、気をつけてくださいね。

よい姿勢には、正しい骨格と骨格を整える筋肉が重要!

残念な姿勢を直すときには、正しい骨格とインナーマッスルの両方が大切です。

「骨は、家に例えると、土台や柱、はりに当たります。関節は土台をつなげる部分、骨組みを止める『ネジ』の部分になるがインナーマッスル、そして身体を動かすのに必要になるのがアウターマッスルだとイメージしてください。私たちの身体も同じように、骨組みが正しい位置にないと、全体がゆがんでしまうんです」(松さん)

では、よい姿勢をとるためには、どんなところに注意すればよいのでしょうか?

正しい立ち方、できていますか?壁を使ってチェック!

まずは、よい立ち方から見ていきましょう。おうちの壁を使って、チェックしてみてくださいね。

◎よい立ち方のポイント

壁に背を向けて、こぶし1つ分開いた足幅で立ち、「後頭部」、おしりにある「仙骨(せんこつ)」、「肩甲骨(けんこうこつ)」、「かかと」を壁につけます。

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  • ・後頭部が壁につく
  • ・後頭部下部にあるへこみ『ぼんのくぼ』と、鼻先が並行になるようにする
  • ・アゴ下に90度くらいのスペースがある
  • ・鎖骨の下・胸の中心にある骨が持ち上がっている感覚がある
  • ・おへその後ろに手のひら1枚分が入るスペースがある
  • ・前側左右の腰骨「腸骨(ちょうこつ)」と「恥骨(ちこつ)」は床と垂直になる

さらに、横から見た時に「耳の穴」「肩の中央」「脚の付け根の外側」「ヒザの外側中央」がまっすぐになるように意識して。骨盤の下部にある筋肉の『骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)』を意識して、おしりをギュッとしめ、背骨を上に伸ばす感覚をもちましょう。

歩き方のコツは"カツオ"!?

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松さんのウォーキング指導で、キーワードとなるのが"カツオウォーク"。 歩くときに

  • "か"かとを地面につける
  • "つ"ま先を地面につける
  • "お"しりをキュッと引き上げる

という順番を意識するとよいのだとか。筋肉をきちんと使った歩き方をマスターすれば、ボディラインを整え、美脚になる効果もあるそうですよ。

正しい座り方を意識しましょう

デスクワーク中も、マウスや資料のほうに身体の重心が寄っていたりと、左右のどちらかに姿勢が傾きがちな人が多いのだそう。イスに座ったときの姿勢も見直してみましょう。

◎横から見たときのポイント

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  • ・後頭部下部にあるへこみ『盆の窪(ぼんのくぼ)』と、鼻先が並行になるようにする
  • ・『盆の窪(ぼんのくぼ)』と鼻先が水平で、アゴを上げないように注意する
  • ・首の後ろ下部にある飛び出た骨と『鎖骨(さこつ)』の中心が床と水平になることを意識する
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  • ・骨盤と『恥骨(ちこつ)』が床と垂直になり、前傾姿勢にならないように注意する

◎正面から見たときのポイント

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  • ・左右の肩を並行にする
  • ・『恥骨(ちこつ)』と『腸骨(ちょうこつ)』が床と垂直になる
  • ・おしりの左右にある『坐骨(ざこつ)』に、左右均等に体重がかかるようにする

◎座ったときの姿勢の整え方(呼吸でつくる)

  • ①片方の手のひらを鎖骨に当て、鎖骨の間に手を置いて息を吸い込んだとき、胸が上に膨らむことを確認する
  • ②もう片方の手のひらを肋骨にあて、息を吐いたとき肋骨が下がることを確認する
  • ③息を吸って胸が持ち上がったら、その手をそこに置いたまま、息を吐いて下の手だけが下がることで、正しい胸のラインができる

「姿勢が悪いと呼吸も浅くなりがちになります。息を吸ったときに、空気が肺に十分に送り込まれ、胸が持ち上がることを確認してください。正しい姿勢により、"美胸"も期待できますよ」(松さん)

朝と晩におすすめ!お通じを促すマッサージ

普段から、おなかの筋肉を意識することでもボディラインが整うそうですが、さらに、ぜんどう運動をサポートするマッサージを教えていただきました。

◎やり方

  • ①あお向けに寝て、ひざを立てる
  • ②両手の指を立て、腰の左右にある大きな骨・『腸骨(ちょうこつ)』の内側に入れる
  • ③指を腸骨の内側に入れたまま、上下に動かし、10回程度マッサージする
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朝の排せつが行われる前や、夜、眠る前にマッサージするのがおすすめ。リラックスしながら行ってくださいね。

無意識の状態では崩れやすい姿勢も、少しずつ意識していくうちに、よい状態に鍛えられていきます。毎日のなかでできる部分から、"美姿勢"をめざしましょう。

[文・構成 BifiXヨーグルトマガジン編集部]

株式会社Briller(ブリリー) 代表取締役 松 葉子

この記事の監修者

株式会社Briller(ブリリー) 代表取締役
松 葉子

骨格メイクre:style method®︎考案者。スポーツトレーナー、エクササイズクリエイター、RRR美姿勢美脚マスタースペシャリスト、日本ホリスティックビューティインストラクターとして幅広く活躍中。大学生2人と高校生1人3児の母。1人目妊娠中、体重が23kg増。ありとあらゆるダイエットと運動をした結果、たどり着いたものが“美姿勢美脚理論”と“ホリスティック思考力”。運動の大切さと女性としての幸せを伝えるために『骨格メイクre:style method®』を考案するとともに、女性のカラダのメカニズム、ビューティ理論をセミナーやトレーニングで提供している。雑誌掲載も多数。


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