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おなかの『浮き輪肉』を落とす!3分でできるマッサージでおなかスッキリ

2018.04.26

初夏が近づき、だんだん薄着になる季節。ですが「おなかまわりにいらない肉がある」「洋服のウエスト部分に肉が乗ってしまう......」と嘆いている方もいるのでは?

今回は鍼灸マッサージ師の横山由美子さんに、おなかの"浮き輪肉"に行うマッサージを教えていただきました!

おなかの"浮き輪肉"はどうして作られるの?

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太る原因は人それぞれですが、誰にでもいえるのが加齢。加齢とともに基礎代謝が低下することで、10代ではダイエットをすればすぐに落ちたお肉も、20代・30代と年齢を重ねるにつれ落ちにくくなるそうです。

また、現代女性に多い生活スタイルも"浮き輪肉"を作る原因になるのだとか。

「デスクワークなどで座っている時間が長いと、おなかまわりの筋肉である『腸腰筋』が固く、伸びづらくなります。すると姿勢が悪くなったり、ぽっこりおなかの原因になることも。また、座りっぱなしの生活により、太もも前面の付け根にある『そけい部』のリンパの流れが滞ったり、血のめぐりが悪くなったりして、おなかまわりに脂肪や老廃物がたまりやすくなることもあります。座った状態や同じ姿勢が長く続かないよう、小まめに動くことを意識しましょう」(横山さん)

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加齢や生活スタイルから作られる"浮き輪肉"。今回は身体を動かしながら行うマッサージで、おなかの肉をほぐして、リンパの流れや血行に働きかけ "おなかスッキリ"をめざしましょう。

腰の動きと一緒に! "浮き輪肉"をつまんでほぐす

<start>
まずは腹式呼吸を3回

足を肩幅ぐらいに広げて立ちます。おなかが膨らむようにたっぷり息を吸い込んで吐き出す『腹式呼吸』を3回繰り返し、腹圧を高めます。深呼吸により自律神経の『副交感神経』を優位にすることで、身体が動かしやすく、もみやすくなるそうです。

1. 両手でおなかの肉を"ハート型に持ち"つまむ

下腹部の右下に両手を置き、ハート型をつくります。

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両手をハート型にした状態で、おなかの肉をギュっとつかみます。右側の腰を上げながら行うと、肉がつかみやすくなります。

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つかんだ肉を"S字"にひねり、しっかりもみほぐしましょう。

2. 肉をつまみ、右→左と上下ジグザグに移動しながらおなかを横断!

おなかの右側から左側へと、少しずつ手の位置を動かしてつまむ場所を横に移動。おなかを横断します。

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◎ココがポイント!
マッサージしながら腰を左右にあげて動かす

おなかの肉をつかむマッサージを行いながら、腰を左右に上げて動かします。「1・2、1・2」とおしりを振ってテンポよく動かしましょう!

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<finish>
3. おなかの肉をそけい部に流すようにマッサージ

おなかの前面をつまみ終わったら、おなか側から『そけい部』に向けて、上から下に肉を両手で押して流します。左右それぞれ5回ほど行いましょう。足の付け根のそけい部にはリンパ節があり、手で押し流すことで老廃物を身体の外へ出す手助けをします。

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「マッサージに合わせて身体を動かすので、しっかりもみほぐせます。最初はおなかをつまんだときに肉が固く感じるかもしれませんが、毎日続けるうちだんだんつまみやすくなってきますよ。腰を動かすのが面倒な人は、"1・両手でおなかの肉をハート形に持ちつまむ"ところからはじめてみてください」(横山さん)

気になるウエストまわりもつかんでマッサージ

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ウエストまわりが気になる人はウエストの肉をつまんでひねりましょう。マッサージの後は、おなかまわりと同様に「そけい部に向かって肉を両手で押し流す」のがポイントです。

マッサージを行うのは、身体が温まり血流がよくなっている入浴後がよいそうです。コツをつかめばテレビを見ながら、音楽を聴きながらでもできるので、ぜひ試してみてくださいね。

お通じの滞りには"のの字マッサージ"で刺激

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おなかのお肉が気になるだけでなく、「お通じの滞りでおなかが重く感じる」「おなかが張る」という方もいますよね。

「食事をしたら胃腸が反応して便意を感じ、お通じにつながる『胃結腸反射(いけっちょうはんしゃ)』がおこるのが身体にとって望ましい状態です。ですが、不規則な生活や運動不足、ストレスなどの要因でこの働きががうまくおきない方もいます。太る原因は人それぞれですが、身体が重く感じる方のなかには基礎代謝があまりよくなく、お通じが滞っている方もいますね」(横山さん)

そんなときは仰向けに寝た状態で行い、お通じに働きかける"のの字マッサージ"がおすすめです。

おなかに両手のひらをあて、右側のおなかから、手のひらの重み程度の圧力で右回りに円を描くよう"のの字"にゆっくり10回ほどマッサージします。最後におなかの左下にある『直腸』のあたりを10秒ほど、ゆっくり圧をかけながらぎゅっと指を沈め、パッと離します。"押している感覚はあるけれど痛すぎない程度"にじわっと力を入れるようにしましょう。無理をしないように注意してください。

外側からも内側からも、おなかスッキリを意識して、ボディラインを整えてくださいね。

[文・構成 BifiXヨーグルトマガジン編集部]

鍼灸マッサージ治療室ファファラ代表 横山 由美子

この記事の監修者

鍼灸マッサージ治療室ファファラ代表
横山 由美子

鍼灸(しんきゅう)マッサージ師の国家資格とフェルディ式リンパドレナージや排泄(はいせつ)機能指導士など様々な資格を持つ。2007年に開業。ツボの押し方やセルフお灸法、便秘対策の運動指導も行う。


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