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エクササイズ

1分やればOK!お通じ改善には『つま先立ち』が効く

2018.01.31

ヒールの高い靴を履いて過ごした時、足先だけでなく、下半身全体が疲れているような気がしたことはありませんか?それは、『つま先立ち』によって、下半身の筋肉が鍛えられているからなんです。今回は鍼灸師・美容整体師の伊東歩先生の監修のもと、実はお通じの改善にも役立つ筋トレ『つま先立ち』の効果的なやり方をご紹介します。

筋肉が不足していると、お通じも滞りやすい!?

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実は、女性のお通じの悩みの原因には、筋肉量の少なさも影響しています。お通じを押し出す時に必要な腹筋や腸の筋肉が弱いため、お通じがスムーズに行えなくなっているのです。

筋肉量が少ないと、下腹部の血行が滞りがちになり、腸のぜん動運動も弱くなってしまいます。そのため、お通じが腸の中をゆっくりしたペースでしか進めなくなり、その間に水分が吸収されて、さらにお通じが出にくくなってしまうことに。

硬くなったお通じを押し出すには、さらに筋力が必要になるため、『筋力が足りずにお通じが滞る→お通じが硬くなる』の悪循環に陥ってしまうことも少なくありません。そして、滞ったお通じが原因でガスが発生し、お腹が張るといった新たなおなかの不調が出ることも...。

筋肉不足は、お通じの大敵だったんですね。

『つま先立ち』がお通じ改善に役立つワケ

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しかし、いきなり筋肉を鍛えるのは、時間が取れなかったり、そもそも運動が苦手な人にとっては難しいですよね。そこでおすすめなのが、お手軽に下半身の筋肉を鍛えられる『つま先立ち』です。

つま先で立つと、普通に立ったときと比べて下腹部やお尻に力が入ります。この時使うのは、お通じに密接に関わる『腹筋下部』や『骨盤底筋』などの通常の運動では鍛えにくい筋肉。ここを鍛えることによって、お通じを押し出す力が増すといわれています。

また、自然と腹圧が上がって腸が刺激されるため、早い人なら数分でお通じがくるのだそうです。筋肉を鍛えて慢性的に滞ったお通じを改善するのはもちろん、「今すぐ出したい!」という時にもおすすめです。

※お通じと骨盤底筋の詳しい関係性については、『美尻をつくる骨盤底筋トレーニングのやり方』でも解説しています

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また、つま先で立つと脚の内側にある『内転筋』も鍛えられます。内転筋とは、太ももの内側にある大きな筋肉のことで、骨盤底筋と繋がっている筋肉。内転筋が弱ると骨盤が緩み、その結果骨盤底筋も緩んでしまうため、ここを鍛えることもお通じ改善に役立つといえます。

ちなみに、お通じに関わる骨盤底筋と内転筋ですが、この2つの筋肉を鍛えるとヒップアップやO脚の解消にも効果的なんだそう。『つま先立ち』は女性にとっては嬉しいことづくしですね。

1分でOK!効果的な『つま先立ち』のやり方

それでは、実際に『つま先立ち』に挑戦してみましょう。

【効果的な『つま先立ち』のやり方】

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  1. 転倒を防ぐため、机に壁に手をついて立ちます。
  2. かかとをグッと引き上げてつま先で立ちます。
  3. その状態で1分キープしましょう。

【POINT】

ポイントは、つま先を正面に向けることと、親指の付け根でしっかり立つことです。こうすることで負荷が上がり、より効果的にお通じに必要な筋肉を鍛えられるのだそうです。

慣れてきたらキープする時間を延ばして、息を吐きながらおなかを思い切りへこませる運動をプラスしてみるのもおすすめです。息を吐ききる時に下腹部をへこませて、同時におしりの穴を「きゅっ」と締めるように力を入れると、骨盤底筋を鍛える効果がアップします。

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つかまる場所があれば、いつでもどこでもすぐにできる『つま先立ち』。これなら、オフィスや通勤中の電車の中などでも行なえますね。1分でも効果抜群なこの立ち方で、お通じ改善を目指しましょう!

[文・構成 BifiXヨーグルトマガジン編集部]

「なる治療院」院長 / ウェブマガジン『キレイの実』編集長 伊東 歩

この記事の監修者

「なる治療院」院長 / ウェブマガジン『キレイの実』編集長
伊東 歩

国際A級ライセンスを持つプロのレーサーとして活躍し、怪我をきっかけに引退。その後、鍼灸師、美容整体師に転身する。20年以上に渡り、のべ18500人の治療に携わっている。

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