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ビューティー

手足の冷えにもピッタリ!爪をもむだけ健康法『爪もみ』のやり方

2018.01.31

年末年始は、寒さや忙しさなどで、体調を崩しがち。「きちんと体調管理しているつもりだけど、毎年この時期になると元気がなくなってしまう...」という人も多いのではないでしょうか。そんな時は、爪を指でマッサージするだけの『爪もみ』がおすすめです。なんと、爪をもむと、身体のさまざまな悩みの改善が期待できるのだそう。

今回は、爪もみを生かした治療を行なう気血免疫療法会VE&BI治療院(ヴェビちりょういん)の鳴海理恵先生の監修のもと、爪もみの効果と詳しいやり方についてご紹介します。

血流と自律神経を整える!『爪もみ』って何?

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血行不良や自律神経の乱れは、心身にいろいろな悪影響を及ぼすとされています。血行が悪くなると、内臓が冷えて食べ物の消化・吸収がうまくいかなくなったり、お通じが滞ったりと、おなかの悩みを招く恐れがあるからです。また、自律神経の乱れは、不眠やイライラ、食欲不振、冷えやのぼせ、お通じの滞りなどを招くといわれています。

※お通じと血行不良の詳しい関係性については『正しい冬の冷え対策とは』で、お通じと自律神経の関係性については『自律神経とお通じの関係とは』でも解説しています

そんな時にやってみたいのが『爪もみ』。東洋医学の考え方では、手足の指は、それぞれが心身の悩みに関連しているのだそう。爪の生え際には『井穴(せいけつ)』というツボがあり、押すことで自律神経のバランスを整える働きを高めてくれるといわれています。

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また、冷えを感じると、身体が内臓を守ろうとして血液が身体の中心に集まり、指先などの末端が冷えることがあります。そんな時に爪をもむことで、体内で滞った血液を身体の隅々にまでまんべんなく行きわたらせ、血液の流れを整えることができます。

血行と自律神経の働きがよくなると、身体が"悪いもの"を排出・解消する力も高まると、東洋医学ではいわれています。"悪いもの"とは、身体にたまった老廃物や身体に悪さをする菌、熱、汗、お通じ、ストレスなどです。爪もみは血行をよくすると同時に自律神経を整えるので、さまざまな健康効果が期待できるのですね。

1回10秒でOK!爪もみのやり方とコツ

では、爪もみのやり方とコツをご紹介します。

もむのは左右どちらの指でもOK。改善したい悩みに対応する指の爪への刺激を増やすことで、より高い効果を実感できるといわれています。特に、手の人差し指、足の指の爪は、胃腸などのおなかの悩みに深く関連していますよ。

【手の爪と対応する身体の悩み】

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  • 親指...呼吸器系
  • 人差し指...腸内環境
  • 中指...精神系
  • 薬指...血圧系
  • 小指...循環器系

【足の爪と対応する身体の悩み】

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  • 親指...新陳代謝
  • 人差し指...消化器系(食道)
  • 中指...消化器系(胃)
  • 薬指...胆汁
  • 小指...泌尿器系

【POINT】

基本は、親指と人差し指で爪の生え際をつまんで、押すようにもむだけ。指1本につき10秒で1セット、1日3セットを目安に、親指から順番に、両手の爪をもんでみましょう。場合によっては、特に改善したい悩みに対応している指を追加でもんだり、足の爪も行うと効果的です。

強さは、『痛気持ちいい』くらいがベスト。ギュッギュッとリズムをつけても、10秒間押し続けてもOKです。

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中には、その場で身体がポカポカと温まるのを感じたり、おなかがゴロゴロ鳴ってお通じがきたりと、すぐに悩みが軽くなったと実感できる人もいるそう。一説によると、人間の血液は約3ヵ月で入れ替わるといわれているため、毎日続けていると、最初の効果を感じてから、3ヵ月ごとに体調がよくなっていくことが多いようです。

いつでもどこでも簡単にできる爪もみ。「なんだか体調がよくないな」と感じたら、早速やってみてはいかがでしょうか。

[文・構成 BifiXヨーグルトマガジン編集部]

気血免疫療法会VE&Bi治療院(ヴェビちりょういん) 院長 / 一般社団法人 気血免疫療法会 理事 / 食事療法研究家 / 鍼灸・あん摩マッサージ指圧師 鳴海 理恵

この記事の監修者

気血免疫療法会VE&Bi治療院(ヴェビちりょういん) 院長 / 一般社団法人 気血免疫療法会 理事 / 食事療法研究家 / 鍼灸・あん摩マッサージ指圧師
鳴海 理恵

成城大学文芸学部英文学科卒業。アメリカのクシインスティテュートにてマクロビオティクスを習得。その後、鍼灸・あん摩マッサージ指圧師の資格を取得。『免疫力こそ人間がもつ本当の薬』をモットーに、体の自然治癒力を引き出す治療で効果を上げている。
著書に『効く!爪もみ』(河出書房新社)などがある。

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