『手浴』の目的って?飲むだけじゃもったいない、手浴におすすめのハーブ4つ
『手浴』『足浴』という言葉をご存じでしょうか?それらは文字通り、手や足だけをお湯につける部分浴のこと。手足をお湯につけるだけでも手軽に温まり、リラックスできるんです。さらに、ハーブを使うことで、より嬉しい効果が期待できるのだとか。
今回は、ハーバルライフデザイナーの諏訪晴美さんに"ハーブを使った手浴のやり方"と、"手浴におすすめのハーブ"を教えていただきました。
ストレス解消やお通じにも!手浴、足浴で身体を温めて自律神経を整える
手浴、足浴にはリフレッシュ効果やリラックス効果があるといわれています。その理由は、手足から身体を温めることで『自律神経』のバランスが整えられるから。生活習慣の乱れやストレスで、自律神経のバランスが崩れると、疲れやすくなったり、胃腸の働きが低下します。結果、女性の悩みとして多いお通じの乱れにもつながります。
暑い季節であっても、エアコンの冷気に長時間あたったり、冷たいもののとりすぎで、「知らず知らずのうちに冷えている」という女性も多いんです。春や夏でも「何となく冷えを感じる」という方には、手浴、足浴はとくにおすすめです。
自律神経のバランスを整えるためには、運動や食事などの生活習慣の見直しも大切ですが、手浴や足浴で身体を温めることにもトライしてみてくださいね。もちろん、「ちょっと疲れた......」という日にもいいですよ。
※お通じと自律神経の関係については『自律神経とお通じの関係とは』でも解説しています。
ハーブを使った『手浴』のやり方は?
<用意するもの>
- ・洗面器(またはボウル)
- ・タオル(洗面器を覆えるサイズのもの)
- ・熱湯......約1リットル(洗面器のサイズにより調節)
- ・水......適量(洗面器のサイズにより調節)
- ・お好みのドライハーブ......約大さじ2
<手浴のやり方>
- (1)洗面器(またはボウル)にハーブを入れます。
- (2)熱湯を洗面器(またはボウル)の約1/3~半分程度まで、ハーブがひたひたにかぶるように入れます。
- (3)洗面器をタオルで覆い、約5分ほど蒸らします。
- (4)洗面器に水を足し、手をつけられるぐらいの温度になるように調節します。
- (5)手首まで洗面器につけ、10~15分程度おきます。
◎ポイント
(2)でハーブを抽出するときには、必ず熱湯を使いましょう(ヤケドにご注意ください)。ハーブを使った手浴は皮膚の状態を整える効果も期待できるといわれています。手や指をマッサージしながら行うのもよいでしょう。手浴のあとは手指が乾燥しがちになので、クリームやオイルで保湿してくださいね。
<足浴のやり方>
より身体を温めるなら、手浴と同様に行える、足浴がよいでしょう。やり方は手浴と同じですが、くるぶしが隠れる部分までお湯につけるのがポイントです。
ちなみに、おなかをスッキリさせるハーブティーとして親しまれてきたのは「マルベリー」と「ダンディライオン」なのだとか。マルベリーは食前や食中に飲み、3食飲むとよいそうです。手浴や足浴をしながらいただくのもいいですね。
手浴におすすめのハーブ4つ
ハーブは古くから健康や美容のために使われてきました。とくに香りの効能は、私たちの心身に働きかけるといわれています。今回は手浴に使えて、お店でも手に入りやすいものを諏訪さんに教えていただきました。
・ ラベンダー
気持ちを穏やかにし、安眠によいといわれています。香りが強く、手への残り香が楽しめるので、寝る前のリラックスタイムにぴったりのハーブです。
・ カモミール
皮膚を整えたり、荒れを落ち着かせる働きがあるといわれています。穏やかな甘い香り。
・カレンデュラ
カモミールと同様に、皮膚の調子を整えり、荒れを落ち着かせる働きがあるといわれています。手浴ではカモミールと同量を混ぜて使っても楽しめます。
・ ローズ
とくに女性特有のイライラを穏やかにし、気持ちを明るくするといわれています。華やかな香りはストレスを感じたときにもよいのだとか。
手浴に使用するハーブは、複数の種類をブレンドしてすることもできます。とくにベースのハーブとしておすすめなのはカモミールなのだそう。また、ドライハーブだけでなく、生のハーブを使用しても同様に行うことができます。
元気になりたい日はゆったり"ハーブの手浴"を楽しんで、気持ちを整えるのもいいですね。
[文・構成 BifiXヨーグルトマガジン編集部]
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