赤ちゃんには母乳が最良ですが、非常時は、環境の変化で
落ち着いて授乳できないことがあります。
また、赤ちゃんに必要なミルクや水が手に入りづらい
こともあります。
赤ちゃんを災害から守るために必要なことを確認して
おきましょう。
赤ちゃんのいるご家族が普段から持ち歩いた方が良いもの
妊娠中や出産後の女性、乳幼児は、災害時に特別な支援が必要となります。自分の住む地域、自宅周辺で想定されている災害について知り、どんなことが起こりうるか想像しておきましょう。
災害ごとに、被害の範囲や程度、避難所や災害時拠点病院(災害発生時に傷病者の受入れ拠点となる病院)、避難ルート等がわかります。
災害時の対応は、自治体によって異なります。地域や町内会等で行われる防災訓練にも積極的に参加して、地域の方と顔見知りになっておきましょう。
自宅周辺の白地図を用意し、①や②から得られた情報を書き込みます。防災マップが出来上がったら、小さな子どもを連れて、または妊娠中の身体で、安全に避難できるルートかどうか、実際に歩いて点検しましょう。
●古い家屋やブロック塀等は、揺れが収まった後にも倒壊の危険が。
●窪地や段差も要注意。洪水時には足元が見えなくなることも。
●狭い路地は、逃げるのが困難に。坂道は、洪水時に水の勢いが増すことも。
●小さな河川でも、雨量や津波の大きさによって危険になることも。
災害時に備え、普段から使い慣れた製品をローリングストックすることが、乳児の防災備蓄に大切です。普段使うものを少し多めに備蓄し、賞味期限の近いものから使って、使った分を補充しましょう。
災害支援物資が届くまでの最低3日分を備蓄しておきましょう。
災害時に備えてレトルトパウチの離乳食や幼児食を備蓄しておくことも大切です。また、急な災害時の対応として粉ミルクや液体ミルクも役に立ちます。炊き出しの味噌汁や、煮物等を利用して離乳食を作ります。ミルクを使用して味を薄めたり、ごはんをおかゆにする際にミルクがゆにすることで栄養価を高めることができます。ファスナー式ポリ袋の中に非常食用の缶詰とミルクや水を混ぜてつぶすことで、離乳食にもなり、食器代わりとしても活用できます。
[5、6 ヵ月の赤ちゃん]
母乳やミルクを代用
[7~11 ヵ月の赤ちゃん]
スプーンでつぶしたり、お湯を加えて、おかゆ状に
[12ヵ月以降]
ごはんに味噌汁を入れて「かんたんおじや」、よく煮た大根や芋も小さくしてあげられる
[12ヵ月以降]
ごはんに味噌汁を入れて「かんたんおじや」、よく煮た大根や芋も小さくしてあげられる
【受賞理由】
●画期的な加工技術の開発により、液体ミルクがはじめて乳幼児用に開発され、災害時の心配が 一挙に軽減された点。
●紙パックはゴミ処理がしやすく、廃棄時も手軽である上、少量の飲み切りサイズで使い勝手がよい点。
●赤ちゃんにもお母さんにもストレスを与えない味と品質(白さ)が高い点。
アイクレオ 赤ちゃんミルクは、海外の液体ミルクで主流となっている紙パックを使用。6 層からなる構造でしっかりおいしさを守ります。
●赤ちゃんのペースを大切にし、口の中にミルクを注ぎ込まないようにするため、コップを傾けすぎないでください。
●寝かした姿勢での授乳はお控えください。
●授乳時間は30分を目安とし、時々げっぷさせるなど、休ませながら授乳しましょう。
●飲み残しは与えないでください。
●周囲に保健師、助産師、看護師の方がいる場合は支援をあおいでください。
●一度使用した使い捨てコップは捨ててください。
●透明の小さな使い捨てコップ(約60ml)を備蓄することをおすすめします。
●赤ちゃんが自分で飲まない時は、お腹がいっぱいのサインです。