生理痛を和らげる4つのツボでブルーな日を乗り切ろう
生理のツライ痛み、ガマンしていませんか?東洋医学には、押すだけで生理痛を緩和が期待できるといわれているツボがあるんです!
鍼灸あんま指圧マッサージ師の神崎貴子さん監修のもと、「生理痛をやわらげてくれるツボと、ツボの押し方」をご紹介します。
生理痛をやわらげるのにおすすめのツボ4つ
ツボとは東洋医学の考え方に基づく、体にある反応点のこと。『経絡(けいらく)』と呼ばれるエネルギーが流れるライン上にあり、身体のさまざまな不調に働きかけると考えられています。今回は手軽にできる、手足のツボを中心にご紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。
●三陰交
<場所>
足の内くるぶしの高くなっている場所から、指の横幅4本分上にあります。
<作用>
東洋医学では、生理痛のほかにも生理不順や更年期など、女性の悩み全般によいといわれています。
●足三里
<場所>
ひざの皿の外側にあるくぼみから、指幅4本分下にあります。
<作用>
身体全体の調子を整えます。とくに胃腸の働きを整えるといわれています。
●合谷
<場所>
手の甲を上にしたときに、親指と人さし指の骨が交わる場所から、やや人さし指よりにあるくぼみ。
<作用>
"万能のツボ"といわれています。ストレスの緩和にも効果があるので、生理時のイライラにもおすすめ。
●関元
<場所>
おへそから指の横幅約4本分、真下にあるツボです。
<作用>
身体を温め、おなかや腰の痛みを緩和するといわれています。
2分で痛みがやわらぐ!簡単なツボ押しのやり方
「ツボの場所がよくわからない」ときは、骨の付け根やくぼみを目印にして、周囲を指でなぞり、へこんでいるところや冷たく感じられるところを探してみてくださいね。ツボを押したときに軽い痛みを感じる場合もあります。
1つのツボを押すときには、1回30秒くらい、"イタ気持ちいい"くらいの力で、やさしく押すようにしましょう。また、2~3回をワンセットにするのが目安です。リラックスした状態で、深呼吸にあわせて押しましょう。ご紹介した4つのツボは、順番に全て押してもよいでしょう。
【POINT】
生理中は心身がデリケートな状態になりやすいもの。ツボ押しを行う際も無理に押したり、強く刺激しないように注意しましょう。また、生理痛を少しでも軽くするためには、生理がはじまる1週間前ぐらいからツボ押しをするのもおすすめです。「生理前はイライラしがち......」という方は、『合谷』のツボ押して、コンディションを整えてくださいね。
冷えが生理痛を重くすることもあります。下腹部や腰を中心に、温めることも意識しましょう。
生理前・生理中にお通じが整わない理由とは?
おなかの痛みに加えて、「生理前や生理中はお通じが整わない」という悩みもあるもの。その原因は、生理前と生理中に分泌される女性ホルモンの働きにありました。
生理前には大腸の働きを弱める『プロゲステロン』というホルモンの分泌が普段よりも増え、お通じが滞りやすくなります。一方、生理がはじまると腸管の動きを促す『プロスタグランジン』というホルモンが多く分泌され、おなかを下しやすくなります。そのため、生理前や生理中はお通じの悩みが生まれがちになってしまうんです。
おなかの痛みやお通じの滞りなど、女性の身体は生理による影響を受けやすいもの。東洋医学の考え方もとりいれて、毎月訪れる生理とうまくつきあっていきましょう。
おなかの調子を整えるといわれているツボについては、過去にご紹介した『ツボパワーで、体の中からキレイに!自分でできるツボ押しポイント』も参考にしてくださいね。
[文・構成 BifiXヨーグルトマガジン編集部]
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