

ロミロミでデコルテ美人!ひとりでできる南国のマッサージに挑戦

夏本番到来で、ノースリーブのブラウスやタンクトップを着る日も増えてきたのではないでしょうか。そんなとき、首やデコルテに夏の疲れが見え隠れしていませんか。
表面的なスキンケアも大切ですが、ハワイの伝統的な自然療法「ロミロミ」のマッサージで、神経やリンパに働きかけて、老廃物をスッキリ!内側から 「デコルテ美人」を目指しましょう。
今回は、ハワイ在住、サロンで施術のかたわら講師としても教えているオノゼキチハナ先生から、セルフでできるデコルテマッサージの基本動作を教えていただきました。
デスクワークやスマホの見過ぎは要注意!デコルテに日々負担をかけています
現代人が多くの場面でとる前かがみの姿勢は、美しいデコルテに重要な役割を果たす大胸筋(バストを支える筋肉)を収縮させ、日々疲労をもたらしています。デコルテ(大胸筋から首にかけて)は神経やリンパが集中しているので、疲労がたまると老廃物もたまりがちになります。
そこをロミロミの「クペレ」や「クオロ」という動きでマッサージしてリンパや血行の流れを促していきましょう。デスクワークが多い方は、デコルテをマッサージすると肩や背中の張りも和らぎます。
セルフでできるロミロミの基本動作「クペレ」と「クオロ」でほぐす
●「クペレ」でローリングの動き●
手をゆるくグーの形にします。マッサージする部分を指の第二関節のとがった部分から平らな部分へと当てて、手首を返すように圧をかけながらゆっくり滑らかに動かします。

右手をグーにして左胸の鎖骨のすぐ下の筋肉に当て、手首を返しながらマッサージ。しっかりほぐすとリンパの流れがよくなり、肩こりや首の疲れも薄らいでいきます。これを左右の胸で繰り返しましょう。グーはぎゅっと握らず緩く握ってマッサージしてください。
●「クオロ」でバイブレーションする動き●
すべての指を使い、指先を立てて細かく揺らす動きです。指先の細かな振動が刺激となり、緊張した筋肉をほぐしていきます。おなかや胸の筋肉をゆるめるのに効果的です。「クペレ」で少し痛いと感じたときはこの「クオロ」という動きでほぐしていきましょう。人差し指、中指、薬指の三本の指を立てて手には小さく揺らし振動を与えていきます。指先は立てて行いますが、手には力を入れずにリラックスして行うのがポイントです。
この2つのマッサージでリンパの流れがよくなり、首から鎖骨まわりがすっきりしてきれいなデコルテを作ることができます。
知ればもっと気持ちいい、ロミロミマッサージ
◆ロミロミ・ワンポイントアドバイス◆
・入浴時やお風呂上りが効果的!
ロミロミのマッサージはコリを感じたとき、いつでもどこでも行えるのですが、入浴時の血流がよくなったタイミングで行うと老廃物が出やすくなります。お風呂上りにオイルやローションを使うと、摩擦が少なく滑りがよいうえに、スキンケアにもなるのでお勧めです。ハワイではココナッツオイルをよく使うそうですが、お気に入りの香りのオイルなど、リラックスできるものを選ぶとよいそうです。
◆ロミロミ・ワンポイントアドバイス◆
・自分と向き合い呼吸を意識して
古くからハワイで受け継がれてきたロミロミは、単なるマッサージによる目先の心地よさではなく、身体と精神のバランスを整え、本来のベストな状態に導くトータルヒーリングです。ロミロミ専門のサロンでマッサージを受けるときも、自分でセルフマッサージするときも、メディテーション(瞑想)を通して、まずは自分の体の痛みや不快感と向き合いましょう。そしていたわる気持ちで、息を吐きながらマッサージしていきます。この呼吸により深いコリもほぐすことができます。
流れが停滞しやすいおなか回りにも、ロミロミマッサージでやさしく刺激。
ハワイでは感情はおなかに溜め込まれると信じられています。そのため、おなかをゆるめることにより身体的だけでなく、ためこんでいるネガティブな感情を出すことを促します。ロミロミの基本的な動作でおなかの動きに働きかけていきましょう。
まずは仰向けに寝て、ヒザを曲げた状態になります。大腸をイメージした四つの角を、先ほどの「クオロ」の動きで指先に圧力をかけながら揺らしていきます。右腹から左腹に向かって移動します。



① 大腸をイメージした四つの角を、先ほどの「クオロ」の動きで指先に圧力をかけながら揺らしていきます。右腹から左腹に向かって移動します。
② おなかの左側は腸の排泄部分です。そこから下に向かって、猫が歩くように柔らかい「クオロ」の動きで下に向かって移動します。
③ 「クオロ」のあとは、手のひらで流れるようにスライドさせる「カヒ」という動きで、円を描くように時計回りに3回マッサージします。最後はおへその下で止めます。
かならず横になってマッサージを行ってください。本格的なロミロミでは、おなかのマッサージを受けると感情が溢れてくることもあるのだとか。セルフマッサージでもそんな状態になったら、無理に感情を抑えず自然に身を任せるといいでしょう。
現代人は日々の忙しさに追われて、なかなか時間がないと思います。でも、ハワイアンミュージックでも流しながら、くつろいだ気分で、ときには自分の体と対話して、「痛みのあるところ」、「キレイにしたいところ」、「整えたいところ」と向き合ってみてください。
[文・構成 BifiXヨーグルトマガジン編集部]


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